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zoom RSS リフレ政策の検討 その6

<<   作成日時 : 2006/01/22 20:55   >>

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リフレ政策の検討 その5」の続きです。

bewaadさんのブログのエントリ(http://bewaad.com/20050513.html#c25)のコメント欄でhicksianさんが、次のようなコメントをされています。( )内は私が補った部分です。

「(政府紙幣を発行し、その)通貨発行益による(財政赤字の)ファイナンスを続けていればインフレが発生してしまいます。インフレを発生させないようにするためには政府紙幣の発行を少額に抑えなければならない。ジレンマですね。ひたすらに通貨発行益を求めて政府紙幣を発行していけばインフレが加速しハイパーインフレションに。もはや誰も貨幣に見向きもしてくれなくなるでしょう。支払い手段として通用しなくなった貨幣はもはや貨幣ではありません。」

オーソドックスな見解で、私も賛成です。おそらく赤字国債の日銀引き受けによる発行、日銀の利益の政府納入も同じ効果を持つだろうと思います。

さて、ここで疑問を持つのですが、「少額」の範囲内なら、インフレは起こらないとすれば、この範囲に支出を抑えれば「無税国家」が可能な気がします。

現実の問題としては「少額」とは、経済成長に対応した貨幣の成長に必要な範囲内ということでしょう。その範囲内に財政支出を抑えることは至難であると思います。

ただ、あくまで理論的な可能性としてはあり得ます。この場合政府・日銀は、貨幣経済における必要な交換手段を提供するということにより、対価を得ていることになります。

この「少額」を超えるだけ、国債を買わなければならないのですが、その額はどれ位なのでしょうか?

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リフレ政策の検討 その7
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2006/02/02 19:54

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
平家様、ご無沙汰しております。
さて、今回の連載、同じく田中先生の著書を読んだ者として、興味深く読ませていただきました。基本的に、ミクロ的な視点から、リフレ政策(金融政策)が、総需要の喚起につながるかどうかはわからない、ということを仰っているように拝見しました。ここまでの議論のポイントは、「長期国債の買い入れ等による利子率の低下が、新規の設備投資や消費につながるかどうか」というところにあるように思います。(間違っていたらご指摘ください。)ここで思い出したのが「リフレ政策が総需要の喚起を通じて景気を良くする、というメカニズムを記述する適切なマクロモデルがない」という、例のichigobbsにおける議論でした。
(続く)
rascal
2006/01/31 23:57
さて、(もうご存じかも知れませんが、)田中先生の最近の文章「出口政策が熱い?!(その2)」をみると、リフレ政策(インフレ目標政策)の重要な経路として、「コミットメント」ということを挙げており、フォワード・ルッキング(将来が現在を規定する)なモデルでは、消費の異時点間での最適化が可能になる、ということを指摘しております。つまり、リフレ政策が景気にもたらす経路は、必ずしも「利子率の低下が、新規の設備投資や消費につながる」という経路ではなく、むしろ、将来的なインフレ率(金利)の上昇を織り込み、主体が異時点間で消費(投資)を最適化することによって、現在の消費(投資)を増やす、という経路を重視しているように思いました。ichigobbsでの例の議論でも、クルーグマンの調整インフレは「異時点間の代替による労働供給の増加」をねらっている、との指摘があります。
以上、現時点での感想でしたが、今後の連載も楽しみにしております。
rascal
2006/01/31 23:58
参考までにURLを挙げておきます。
http://ichi-m-an.hp.infoseek.co.jp/log/post_keynesian.htm (344-349, 363-369, 401-402のコメントなど)
http://blog.goo.ne.jp/hwj-tanaka/e/7c99855f7379fa8e32af9163a2718c53
rascal
2006/01/31 23:59
rascalさん、お久しぶりですね。
お答え、お答えになっていないのかもしれませんが、をこの記事のTBにしましたので、お読み下さい。お恥ずかしい内容ですが。
平家
2006/02/02 19:57

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