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zoom RSS 「フルタイム労働者」の勧め

<<   作成日時 : 2006/02/05 09:31   >>

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フルタイム労働者になることを勧めるのではありません。パートタイム労働者に対する言葉としてフルタイム労働者という言葉を使おうという提案です。

毎月勤労統計の17年度速報が発表されました。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/17/17p/mk17p.html

マスメディアで注目を集めたのは、「一般労働者」が0.5%増加、パートタイム労働者が0.6%増加したことです。一般労働者は、平成9年までは増加していたのですが、10年以降は減少していました。10年は−1.0%、11年は−1.3%、12年は−1.2%、13年は−1.3%、14年は−2.5%、15年は−2.3%、16年は−1.0%とずっと減り続けていました。

それが、0.5%とはいえ増加に転じたのですから、注目を集めて当然です。私の手元にあるのは日本経済新聞と産経新聞、朝日新聞なのですが、日本経済新聞と産経新聞の見出しはどちらも「正社員8年ぶり増」です。朝日新聞は「常勤労働者8年ぶり増」です。

厚生労働省の発表は見出しが「常用雇用は2年連続の増加」で、本文は「一般労働者は0.5%増と8年ぶりに増加し、」です。新聞の見出しは、当たり前ですが、独自の判断でつけたということです。

ところが記事の本文では、妙なことになっています。産経新聞は、「中でも正社員が九割以上を占める一般労働者が八年ぶりに0.5%の増加。」です。日経新聞は「正社員とフルタイムで働く派遣社員などをあわせた一般労働者は」です。見出しと食い違っています。朝日新聞は「正社員などフルタイムの労働者数が05年は前年より0.5%増え、」です。

日本経済新聞と産経新聞とも「一般労働者」は、フルタイムの労働者であり、正社員以外の雇用形態が含まれていることを本文中では(正しく)示していながら見出しは「正社員」です。

確かに、見出しに「一般労働者」とすると、読者には意味が通じにくいでしょう。かといって、「正社員」は間違いです。しかも、雇用形態が多様化し、フルタイムで働く「正社員」以外の労働者が増えていますし、今後も増え続けるでしょう。一方、この統計では「パートタイム労働者」である「短時間正社員」も出てくるかもしれません。「正社員」と「一般労働者」の差はだんだん大きくなっていくかもしれません。

何らかの解決策が必要です。

それなら、「一般労働者」を「フルタイム労働者」とすればいいのではないでしょうか?一般労働者は将にフルタイム労働者ですから正確です。パートタイム労働者と対になっていますし、わかりやすいでしょう。

注 労働統計の用語をもっと詳しくお知りになりたい方は、
労働・社会統計の入り口」の「労働統計に用いる比率及び用語の解説」をご利用下さい。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
言葉の問題だけですが、日本で「ぱあとたいまあ」と呼ばれている非正規労働者にはpart-time workerとfull-time workerの両方が含まれていますから、「ぱあとたいまあ」に対する言葉として「ふるたいむろーどーしゃ」というのをこしらえてみても、実態への対応性が顕著に高まるとは必ずしもいえないのではないでしょうか。

私自身は、正規・非正規という区分と一致しない短時間・非短時間という区分は、労働時間問題以外ではあまり使い道がないのに、あたかも正規・非正規の代用品のように使われてしまっていることが問題なのではないかと思います。

まあ、「ぱあとたいまあ」は「主に家事」組に限定し、それとは違う概念として「短時間労働者」というのを確立するというのが、筋から言えば最も適切なんでしょうが、むずかしいでしょうね。
hamachan
URL
2006/02/06 15:40
hanachanさん、コメントありがとうございます。
このエントリーで私が言いたかったのは、一般労働者を通常の時間働くム労働者、フルタイム労働者の意味で、パートタイム労働者を短時間労働者と、ある意味で正確に使い分けている毎月勤労統計の「一般労働者」がわかりにくいにしても、意味が違う「正社員」で置き換えるな、どうしても必要なら「フルタイム労働者」を使えばいいだろうということです。
短時間、非短時間に意味がないかどうかは、議論の余地があると思います。いつか書いてみたいと思います。
平家
2006/02/07 23:28

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