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zoom RSS 金融危機の後に その2

<<   作成日時 : 2008/10/28 23:41   >>

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金融危機の後に その1」で書いた

生産を拡大して所得を増やし、かつ、消費を抑制して、一方で貯蓄を増やし、他方で輸出を増やす。同時に、税収を増やす。

という提案が有効である理由を説明しておきます。


1 国民が貯蓄を増やせば、国債の購入(家計がMMFを買って、その代金でMMFが短期の国債を買うといった間接的なものを含めて)が増えます。国民が多額の国債を買ってくれれば、財政の資金繰りが楽になりますし、同時に国債金利の上昇を抑制することができます。財政の赤字も少なくて済みます。
また、貯蓄の増加が住宅ローンの返済に回れば、政府の保障した住宅金融会社の持つ債権が回収され、その残高が着実に減ります。借り換えの必要は減りますし、国債残高が減っていけば国債がきちんと償還されるという意識が形成され、借り換え国債の発行が楽になります。利子率も上がりにくくなります。

2 輸出を増加させ貿易収支を改善すれば、その分だけ所得収支の悪化を補い、必要な資本流入の規模を押さえることができます。2007年の商品の輸出は1兆1,624億ドル、輸入は1兆9,569億ドルで、貿易赤字は7,945億ドルです。均衡させるためには輸入を現状程度にとどめて、輸出を7割ほど増やす必要がありますが、さすがにこれは無理でしょう。なるべく改善するということです。

3 税収が増えれば、国債の利払いができ、財政破綻の懸念が押さえられ国債の価格低下がおさえられますし、国債の発行残高の増加も抑制できます。

なお、税収を増やすほかに、支出を減らすという方法もあります。最大の支出項目は軍事費なので、この縮減も考えられないわけではありません。これを期待している国、グループも多いはずです。逆にA国が海外に展開している軍隊の規模が小さくなると困るという国もあるでしょう。(そういう国には、A国は「じゃあ、××の件、悪いけどよろしくね。」と言うかもしれません。)

実際のところ、A国の国際的な役割は経済だけに限られていません。これが、「A国の問題はA国が責任もちゃいいじゃないの。」と突っ放せない理由の一つです。

もうひとつの理由は、A国が機軸通貨国であり、この国の通貨の価値が急に下がると、世界経済が大混乱するということです。

(続く)

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さて、A国が「金融危機の後に その2」で書いたような政策をとって、大変身を遂げるとどんな国になるのでしょう? ...続きを見る
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