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zoom RSS 厚生労働省 21世紀成年者縦断調査

<<   作成日時 : 2009/03/28 09:40   >>

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これは、ちょっと」で「この調査(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/seinen09/index.html)、実はもっと内容が豊富なんだなぁ。マスコミは取り上げないけど。5年前に非正規労働者だった若者がどれだけ正規労働者になっているか、『などなど』。」と書いたので、この調査でなくては分からないことの例を一つ。

男性

仕事の変化(%)
第1回第6回
正規非正規仕事なしうち家事に従事
正規84.74.41.70.1
非正規46.434.58.10.8
仕事なし42.819.825.13.9
うち家事に従事20.854.233.3


この表で、第1回調査から5年たっての第6回調査までの間に、第1回の就業状況別にどのような変化があったかが分かります。

正規だった人が正規になっている率は84.7%ですから、かなり高い。仕事なしになっている人も、1.7%とごく僅かです。安定していることは事実です。

では、非正規だった人はどうか?正規に転換できたのは、46.4%。非正規のままが34.5%。仕事なしが8.1%です。正規になっている率は、正規だった人よりも低いのですが、かなりの率で正規に転換しています。
ただし、二つの留保が必要だろうと思います。まず、第1回で日正規だった人の中には、学生でアルバイトをしていた人が含まれてます。次に、第1回調査が行われた平成14年(2002年)から第6回調査の平成19年(2007年)の間は、曲がりなりにも景気の回復期であったことです。学生は卒業後正規の就職がしやすかったですから、学生以外のものに限定すると正規への転換率は小さくなるはずです。また、景気が悪い時期には、これほど高い転換は難しいでしょう。

脇道に逸れますが、この調査のいいところは、第1回の状況別に変化が捕らえられることです。普通の調査、(横断調査といいます。)を繰り返すと、こんな風になります。
第1回には正規の割合は56.6%、非正規は13.0%。
第6回では正規の割合は66.1%(9.5%ポイント増加)、非正規は10.8%(2.2%ポイント減少)。
非正規であり続けるのか正規に転換しているのかが分からないのです。正規、非正規の率に大きな変動がなくても、いろいろな人が正規と非正規を行き来しているのか、同じ人がずっと非正規を続けているのかで意味は違います。普通の調査だと、第1回で非正規だったものがどうなったかということは分かりません。非正規であった人がどうなっていくのかを抑えるためには、このような調査が必要なのです。

女性

仕事の変化(%)
第1回第6回
正規非正規仕事なしうち家事に従事
正規64.814.016.514.1
非正規19.255.619.114.3
仕事なし10.432.249.043.6
うち家事に従事3.231.457.755.1


正規、非正規とも仕事なしのうち家事に従事に15%ほど転換しています。若い女性には専業主婦願望があるそうですから、それを実現しているのかもしれません。あるいは、妊娠、出産でこうなっているのかもしれません。
その分、正規の継続、非正規から正規への転換は少なくなっています。また、非正規だった人が非正規である率も、男性より高くなっています。
仕事なしのうち家事に従事でったひとも大きな変化を見せています。第6回調査の時点でも仕事なしのうち家事に従事である人の割合は、55.1%、非正規になっている人が31.4%、正規になっている人も3.2%います。

普通の調査だと、
第1回には正規の割合は32.7%、非正規は26.5%、仕事なしのうち家事に従事は21.4%。
第6回では正規の割合は32.0%(0.7%ポイントの微減)、非正規は31.7%(5.2%ポイント増加)、仕事なしのうち家事に従事は23.2%(1.8%ポイントの微増)。
となります。大きな変化はなかったとなるのですが、実際には大きな入れ替わりがあるのです。

お金は掛かるでしょうが、現実を深く把握するためには、このような調査は必要です。

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