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zoom RSS 新しいソーシャル ヨーロッパ みんなの未来の10原則 その0

<<   作成日時 : 2007/03/05 22:21   >>

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新しいソーシャル ヨーロッパ みんなの未来の10原則 その9」の続きですが、ちょっと遡ってっこの決議の前文を訳しました。この前文があった方が10原則がわかりやすいようです。

新しいソーシャルヨーロッパ

みんなの未来の10原則

ヨーロッパの社会正義への強い意志に匹敵できるようなものは他のいかなる地域、大陸にもない。われわれは社会正義と競争力をトレードオフの関係にあるものではなく相互に支えあうものとして追い求めている唯一の大陸だ。この独自の社会進歩と経済進歩の連携をヨーロッパの発展の要に置き続けなければならない。もし、われわれが福祉社会を21世紀の状況にあったものにし、正しいやり方で近代化すれば、得るものは極めて大きく、そうしなければ失うものも極めて大きい。

新しいヨーロッパが姿を表しつつある。拡大したヨーロッパ、新しい技術と新しい知識により変貌したヨーロッパ、人々が健康で長生きをするようになったヨーロッパだ。しかし、同時に、何百万人もの人々が、失業させられたまま、社会的に排除されたまま、貧困なまま、将来についてひどく確実なままになっているヨーロッパでもある。

普通の人々、労働組合、社会主義者と社会民主主義者が政治的に擁護してきた人々、労働党の努力で福祉国家が作られてきた。これらの福祉国家のグループをEUは一つにまとめてきた。これがわれわれのソーシャルヨーロッパだ。

グローバリゼーションの情け容赦のない圧力のせいで、ヨーロッパはもう、福祉社会を賄うことはできないんだ。福祉社会は、将来、ダウンサイジングしなければならないし、政府の役割も最悪の形の貧困を防ぐことに限らなければならないんだ。こう主張する人がいる。こういう人は、社会は、税率を最低にするために、お互いに競争しあわなければならないし、EUの基本的な役割は自由貿易の促進と競争力の強化であるべきだとも主張する。

しかし、ヨーロッパの社会主義者と社会民主主義者は分かっている。他にも道はあると。理論の上でだけではなく、実際にも。われわれは確約する。EUは加盟国間の競争やソーシャルダンピングのための市場に成り下がるべきではない。ヨーロッパの社会主義者と社会民主主義者は、断固として経済、社会、民主主義に対するそのような短期的な見方を拒否する。われわれは新しいソーシャルヨーロッパの所有権を主張する。

われわれの任務はヨーロッパの福祉社会を新しく、強くすることだ。われわれの福祉社会を今のままにしておこうというのではない。今日の世界で、今のままにしておけば、失敗するに決まっている。われわれはこれが分かっている。われわれの福祉システムを新しくすることの核心は、新しい権利と義務の組み合わせがある。これが人々と政府の間のニューディールの基礎となる。

われわれのヨーロッパと加盟国は、今日の挑戦に応えるためのより良い社会政策を必要としているので、より少ない社会政策を必要としているのではない。社会主義者と社会民主主義者の目で見れば、未来は正しい改革を追い求めているのだ。経済の競争力、環境の持続性、そして社会正義が、お互いに相容れないようにするのではなく、支えあうようにすること、これが正しい改革だ。

われわれの社会と人々が今日の世界の挑戦に十分に応えられるようにするのであれば、近代的な政治はすべてのものに等しく利用可能にすることと等しい権利を確保しなければならない。われわれの社会のすべてのものが、質の高い公共財と公共サービスを平等に利用できる権利を持つようにしなければならない。政府と社会的パートナーは労働市場で、等しく利用可能にすることと等しい権利のために、一緒に働くべきだ。公正な労働慣行を確保し、差別と戦って。これに応じて、市民と社会のすべての主体は労働市場に参加し、労働を通じて貢献する義務を負う。明日の福祉国家が強く、効率的で、新しい形の社会保障を提供できるようにするには、すべてのものの権利と義務を尊重するほかない。

未来には新しいリスクと可能性がある。過去の欠点が、ヨーロッパを、なお苦しめている。ヨーロッパは新しいやり方で変化に対応しなければならない。そのやり方は、われわれの社会をより人々を締め出さないようなものにし、みんなが乗り込めるようにするものだ。誰も置いてけぼりにしてはいけない。みんなが新しい機会を持たなければならない。

北ヨーロッパの諸国で幾つかの改革の選択をしなければならない。中央ヨーロッパと東ヨーロッパでは、他の選択をしなければならない。この大陸の北の部分でも南の部分でも、そしてアングロサクソンモデルの国でさえ他の選択をしなければならない。

この新しいソーシャルヨーロッパは、未来のヨーロッパ社会民主主義の道路地図だ。これは、われわれの福祉社会への新しい共通の方向を示している。われわれの福祉社会の一つ一つを比べれば、発展の水準は様々で、出発点の差はあるけれども、差よりも共通点の方が遙かに多い。われわれは社会の抜本的な変更を主張するけれども、それは普通の人々のよりよい未来への見通しを持った正しい変更だ。すべてのわれわれの国で、人々を閉め出さず、つながりを持つという主張を捨てずに改革をしなければならない。われわれのアプローチは、ヨーロッパの問題を国レベルの問題から切り離して取り扱わないというものだ。あまりにも長い間、われわれは別々の箱の中で考え、行動してきた。まるで、お互いから隔離されているかのように。地方、地域、国、ヨーロッパという4つの民主的な家のすべてで一緒になって、同時に行動する−われわれは、こういう考えを持っている。われわれは一つの共通の方向を持つ同じ進歩的な原則に従うように決められている。基本的な考えはこれだ。改革の選択と投資の主導権は協力に基づかなければならない。そして加盟国が他の決定と矛盾するような決定を行わないための明確な調整にも。

加盟国の間に新たな壁を作り出すのではなく、この新しいソーシャルヨーロッパに橋を架けている。このために、われわれには一つのヨーロッパ、つながりのあるヨーロッパ、政治的に効率の高いヨーロッパの基礎となる持続できる条約が必要だ。ヨーロッパ社会党にはこのプロセスの再出発を支持する用意がある。

新しいソーシャルヨーロッパはすべての社会主義者、社会民主主義者、労働党が共通して関心を持つものであるべきだ。われわれ自身の政党の共通に関心を持つものであることを超えて、他の進歩的な政治勢力、労働組合、社会的な責任を持つ企業、市民社会、各国の政府、EUも含めた共通の関心事であるべきだ。より人々を受け入れるような、活動的な新しいソーシャルヨーロッパをへのドライブで、われわれはすべての主体に、次の10の原則に基づいて新しいソーシャルヨーロッパの報告書を満たすのに参加するよう呼びかける。

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