唐宋変革

 中国の農耕地帯の歴史で唐の時代と宋の時代の間には社会のあり方に大きな差があるとする説がある。この変化を唐宋変革という。唐の滅亡は907年、宋の建国は960年なので、この間およそ50年である。この時代は五代十国と呼ばれている。
 このような変革が生じた原因として、石炭の利用が盛んになったことにより、鉄など金属の生産量が増えたことが上げられる。鉄器が使えるようになったことにより、農業生産も増加した。鉄の生産の増加と同時に農業、土木技術の発展があり、長江下流域を中心とする江南で水田が増加し、コメの生産が増加した。これが人口の増加につながった。また、貨幣(銅銭)の大量鋳造も可能になった。
人口の増加や生産の増加、貨幣が利用可能になったことによって商業が盛んになり、経済が成長した。これに伴って都市化が進んだ。
 また、貨幣の増加と商業の活発化は商業に対する課税を可能にし、専売と並んで政府の大きな財源となった。
 大きな財政は官僚制の必要を高め、同時に可能にした。これもあって貴族制から官僚制への移行が進んだ。
 

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