労働、社会問題

アクセスカウンタ

zoom RSS 政府の大きさ その1

<<   作成日時 : 2005/11/07 23:50   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 6 / コメント 2

政府の大きさはどれくらいなのか。調べてみようと思います。

あらかじめお断りしておくと、「【極論】小さな政府がもたらすもの」で書かれている政府が大きいかどうかは手段でしかなく、大事なのは生活がどうなるかだというご意見には大賛成なのです。

政府の大きさといっても、法律の数とか、役人の数とかいろいろ計り方があります。政府の持っている財産、借金でもはかれます。今回は、政府の経済活動の大きさを測ります。もっと具体的に言うと、「どのような方法で、どれぐらいの収入を得ているのか、どれぐらいの額を、どのように使っているのか?」です。

まず、政府の範囲を決めなくてはなりません。国もあれば地方もある。一般会計も特別会計もあります。公営企業や独立行政法人もあります。

今回は「国民経済計算」で定義されている「一般政府」を取り上げます。中央政府、地方政府、社会保障基金からなります。公営企業などの「公的企業」は含んでいません。なお、「一般」という言葉から一般会計と誤解されることがあるようですが、そうではありません。特別会計も含んでいます。特殊法人や独立行政法人も含んでいます。「国民経済計算では、」様々な政府機関をその活動の実態によって「一般政府」と「公的企業」に分けています。その分類は、かなり複雑ですので、具体的には、「国民経済計算における政府諸機関の分類」をご覧下さい。

結果は次の通りです。

<caption align="center">一般政府の支出と収入(単位:兆円)</caption>
項目1980年度1990年度2000年度2003年度
T 財産に対する支払い7.916.417.014.2
内利子7.816.216.713.9
U 補助金3.83.64.23.9
V 社会給付(現物を除く)16.431.251.054.8
1 社会保障給付10.423.541.444.6
2 無基金雇用者社会給付1.52.32.73.0
3 社会扶助給付4.55.46.97.3
W 社会給付以外の経常移転2.04.95.15.5
X 現物社会移転18.632.147.949.4
1 現物社会給付9.117.027.930.0
2 個別的非市場財などの移転9.415.120.119.4
Y 集合最終消費支出14.726.037.038.6
Z 資本移転2.42.77.84.9
[ 純固定資本形成12.215.413.77.3
\ 土地の購入(純)2.44.54.12.9
支出合計80.7136.7187.8181.5
(参考)総固定資本形成14.621.626.021.0
(参考)社会給付25.548.278.984.8
T 生産・輸入品に課される税17.834.942.640.8
1 生産物に課される税9.316.823.522.9
内付加価値税0.05.812.412.1
2 生産に課されるその他の税8.618.119.117.9
U 財産所得4.811.49.97.4
内利子4.610.89.26.7
V 所得・富などに課される税27.360.946.336.7
内所得に課される税26.459.043.834.3
W 社会負担17.936.950.551.8
1 雇主の強制的現実負担7.816.622.422.3
2 雇用者の強制的現実負担8.618.025.526.6
3 帰属社会負担1.52.31.31.2
X 社会負担以外の経常移転0.71.41.31.2
Y 資本移転1.33.23.26.0
内居住者の資本税0.41.91.81.4
収入合計69.9148.6153.7143.9
(参考)税45.697.790.779.0
収入マイナス支出−10.711.9−34.1−37.5
(参考)純利子支払い3.25.47.67.2


次回は、この表の説明をしたいと思っています。
(11月8日追記 少しわかりにくかった文章を整理しました。2003年度の総固定資本形成は21.0兆円の誤りでしたので修正しました。すいません。)


記事ページ合計が30,000を超えました。ありがとうございます。
人気blogランキングでは「社会科学」の34位でした。クリックしていただいた方も、ありがとうございました。この記事が一読の価値があると思われた方↓クリックをお願いします。
人気blogランキング



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 6
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

トラックバック(6件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
政府の大きさ その2
今回は、「政府の大きさ その1」でお示しした表の解説です。 ...続きを見る
労働、社会問題
2005/11/08 22:52
連邦
「政府の大きさ その1」にInoueさんからコメントで質問をいただきました。答えが長くなるので記事にします。 ...続きを見る
労働、社会問題
2005/11/10 19:20
政府の大きさ その6
「政府の大きさ その1」の表の解説を少し。 ...続きを見る
労働、社会問題
2005/11/12 12:38
政府の大きさ その8
「政府の大きさ その1」について では、一般政府の大きさを測りました。今度は公的企業の大きさを測ります。 ...続きを見る
労働、社会問題
2005/11/17 21:17
政府の大きさ その9
「政府の大きさ その8」でお示しした表の説明です。 ...続きを見る
労働、社会問題
2005/11/18 07:06
政府の大きさ その10
「政府の大きさ その1」で始めた「政府の大きさ調べ」ですが、今回、最広義の政府、国民経済計算の一般政府と公的企業を統合したものを作って、お示しし、次回、少し意見を書いて終わりにするつもりです。 ...続きを見る
労働、社会問題
2005/12/01 22:21

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
少しばかり話題がズレるのですが、「人口あたりの租税負担」とか「財政支出」「公務員数」などをもって、「政府部門の大きさ」を論ずる人が多いのですが、問題は「国の中での政府部門の占める割合」ではなくて、「国の絶対的な大きさ」ではないかと思うのです。
つまり、ある程度以上人口が多くなると、代議制民主主義をもってしても、情報コストが大きくなって、社会的意思決定がうまくいかなくなる。国そのものを連邦制にして小さくしてまうべきだとは思いませんか?
Inoue
2005/11/10 03:33
Inoue さん、お久しぶりです。私が考えてもみなっかった観点からのご質問ですね。
答えをTBにしておきました。「連邦」です。お読み下さい。
平家
2005/11/10 19:25

コメントする help

ニックネーム
本 文
政府の大きさ その1 労働、社会問題/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる