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zoom RSS 来春の賃上げを考える その2

<<   作成日時 : 2013/10/21 11:04   >>

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来春の賃上げを考える その1」の続きです。

6年後の2008年4-6月期までにどのような変化があったかを見てみます。この時期の回復が、なぜ「実感なき回復」と呼ばれていたのでしょうか?
下の表を見る限り、ほとんどの項目は改善しています。問題があるのは所定内給与が減っていることだけです。これが「実感」に影響したのでしょうか?
常用労働者計(2010年=100)
2002年U四半期2008年U四半期
常用雇用94.798.84.1
現金給与総額106.5107.20.7
所定内給与104.0102.0△2.0
賃金収入100.9105.95.0


たぶんそうではないと思います。常用労働者をフルタイム労働者パートタイム労働者に分けてみることにしましょう。

フルタイム労働者(2010年=100)
2002年U四半期2008年U四半期
常用雇用101.9101.1△0.8
現金給与総額102.3106.03.7
所定内給与100.4100.80.4
賃金収入104.2107.12.9


パートタイム労働者(2010年=100)
2002年U四半期2008年U四半期
常用雇用76.093.217.2
現金給与総額97.2100.12.9
所定内給与98.1100.32.2
所定内労働時間106.1101.8△4.7
1時間当たり所定内給与94.698.53.9
賃金収入73.993.219.3


フルタイム労働者とパートタイム労働者に分けてみると、どちらも所定内給与は増えています。中でもパートタイム労働者は所定内労働時間が減っているのを、1時間当たり所定内給与の大幅な上昇でカバーして、増加しています。

問題があったのはフルタイム労働者の雇用が減っていることです。フルタイムの雇用が減っているときに景気がよくなったと実感できないのは当たり前です。なお、当然のことながら、フルタイム労働のほうがパートタイム労働よりも所定内給与が高いので、パートタイム労働が増え、フルタイム労働が減ると平均の所定内給与は減ってしまいます。

今回は、2002年から2008年のやや長い期間の変化を見ました。次回は2008年の短期的な動きを見ようと思います。

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